嵐山十三(じゅうさん)まいり

 

朝な朝な 雲たちおふる 小倉山 峰吹く風は 花の香ぞする 東下野守

 

城南宮〜法輪寺(Pちゃんの十三参り)〜落柿舎(らくししゃ)〜愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)〜清涼寺〜車折神社(くるまざきじんじゃ)

十三まいり・・・知恵をくださる嵯峨の虚空蔵さま

「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれてきた法輪寺は、渡月橋を見下ろす高台にある。『枕草子』の「寺は」では、「壺坂、笠置、法輪」と並び称され、院政期に多くの人々の信仰を集めて隆盛を誇った。現在、十三詣りで親しまれ、毎年4月13日(年中受け付け)、13歳(数え年)になった子供たちが、法輪寺の虚空蔵さんに智恵と福徳を授かりに参ります。思い思いの一字を用紙に墨書きして奉納した後、加持祈祷を受け、渡月橋を渡って帰る時、後ろを振り向くと折角授けられた智恵を返してしまうと伝えます。

酒蔵@濠川 今日一日の無事を願って、城南宮へ。。。(^_^)
伏見名水「菊水若水」 花の移ろい・・・桜からツツジ 鴨川@小枝橋
桂川左岸堤防道を疾走中 久世橋を渡って桂川右岸堤防道へ。。。 新幹線を通過・・・
東海道本線を通過・・・ 桂離宮を通過・・・ 阪急電車を通過・・・
愛宕山 間もなく松尾橋 間もなく嵐山
嵐山サイクリングロード 阪急・嵐山駅で待ち合わせ・・・少し遅れて自転車で出発!! good timing!!! (・_・)☆ヾ(^^ ) 欧米か?!
法輪寺・・・十三まいり

智福山と号する古義真言宗の寺院で和銅6年(713年)、元明天皇の勅願により僧・行基の開創と伝わり古くは木上山葛井(かどい)寺と号しました。貞観16年(874年)、僧・道昌が中興し法輪寺と改名し本尊・虚空蔵菩薩を安置し世に「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれて今に至ります。本堂は元治元年の兵火にかかり焼失し明治になって再建され堂内には日本三虚空蔵の一と言われる虚空蔵菩薩坐像を本尊とし傍らに持国天、多聞天立像二体(重文:鎌倉期)を安置します。毎年4月13日、13歳(数え年)になった男女が虚空蔵菩薩から福徳智彗を授かるべく参拝する「十三詣り」が催され参拝後に渡月橋を渡り切るまでに後を振り返ると授けられた智福を失うと伝わります。「十三詣り」の起源は不詳ですが寛政11年(1799年)刊「都林泉名所図会」に記されています。

駒札 嵯峨の虚空蔵さんと呼ばれ十三参りで有名な法輪寺
福徳、知恵を頂くには・・・先ず105段ある石段を上がります。。。(^◇^ゞ 手水で禊ます・・・
多宝塔 私にも・・・もう一度、知恵をくださいと参拝しました!(爆)
知福山の扁額 十六羅漢の一・賓頭廬(びんずる)尊者(なで仏) 十三参りの受付
用紙に毛筆で一字を書きます。。。 お寺の方に誘導されトリ(最後)で入堂しました!さすが大物?!(爆)
大黒天と子供たちの靴 少子化を実感?! 無事、ご祈祷を済ませました! (@^◇^@)
Pちゃんが授かった福徳、知恵にあやかりたい?!(爆) 展望台へ
嵯峨野〜比叡山の眺め O(^◇^)O え〜と。。。何も言う事がございません?!(爆)
いぇ〜い! 知恵を授かって賢くなった?!(爆) 105段の石段を下ります。。。 電電塔(ヘルツ(左)、エジソンのレリーフ)
保津川下りで嵐山に着いた舟はトラックで亀岡まで保津川上り?!(爆)・・・下った舟は亀岡の乗船場までトラックで運ばれます。。。
Pちゃん、後ろを振り向くなよ・・・試しに後ろから呼んでみたろ?!(・_・)☆ヾ(^^ ) 背後霊か?! 嵐山@渡月橋
無事、渡月橋も渡りきり、本家桜もち琴きき茶屋の抹茶セットで一服。。。桜もちの詰め合わせも売りきれる前に無事、ゲット! (@^◇^@)
Pちゃんの誕生日プレゼントを。。。急にスネに激痛が?!(・_・)☆ヾ(^^ ) 弁慶か?! 小物入れ(オルゴール:世界は一つ)を所望されまつた。
ラッピングしてもらいました。 (@^◇^@) 平家物語所縁の小督(こごう)塚 世界文化遺産・天龍寺の法堂(はっとう)
嵐山羅漢 えぇなぁ〜 (@^▽^@) 嵯峨野竹林道
源氏物語ゆかりの野宮神社 の新緑と涼風が爽やかな嵯峨野竹林道
大河内山荘 山フジの花咲く小倉池 えぇなぁ〜 (@^▽^@)
常寂光寺 レンゲが美しい・・・落柿舎 レンゲの絨毯!!!ズームもいっとこか (^◇^;)
落柿舎(らくししゃ)

ひなびた茅葺き屋根の庵は、松尾芭蕉の十哲(弟子)の一である向井去来(むかいきょらい)の閑居地で洛東・聖護院村に住んでいましたが元禄初期に嵯峨に古屋を買い求め隠居所としました。邸内に柿の木があり去来が商人に柿の実を売る約束をしたが、一夜のうちに風で全て落ちてしまい買約中の商人が驚き破談にした事から落柿舎と名付けたとされます。松尾芭蕉は元禄4年(1691年)4月18日に去来を訪ねて5月5日までの17日間滞在しその間に名所古跡を訪ね随想を書き留めたのが世にも有名な「嵯峨日記」です。落柿舎は去来の没後に荒廃しましたが明治になって有志の人達によって再興され舎中の庭からの嵐山、嵯峨野を望んで景観は良く俳望の隠棲に相応しい庵です。

えぇなぁ〜 (@^▽^@) 風情ある落柿舎 二尊院(総門は伏見城遺構:薬医門)
侘びな風情の愛宕街道(町並み保全地区)を奥嵯峨へ
化野(あだしの)念仏寺通過・・・ えぇなぁ〜 (@^▽^@)
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)

醍醐天皇の延喜年間、千観阿闍梨の開創する等覚山愛宕院と号する天台宗延暦寺派の古刹で当初は奈良時代以前、東山の地に七堂伽藍を備える御願寺として建立されました。平安時代初期に洪水で堂宇が流失しましたが、醍醐天皇の命で六波羅蜜寺の近くに再興され、大正11年(1922年)に現在地に移されました。鎌倉時代に造られた本堂(重要文化財)周辺の境内には、参詣者の手で彫られた表情豊かな1200体もの羅漢石像が並び建築、仏像に見るべきものを有します。

一の鳥居(奥嵯峨・鳥居本) こんにちワン?! (^◇^ゞ 犬夜叉さん??(爆)
仁王門(愛宕念仏寺山門) シャガが咲き乱れる中を羅漢石仏めぐり・・・(@^▽^@)
シャガと石仏・・・えぇなぁ〜 (@^▽^@)
シャガの花 地蔵堂(あたご本地仏火除地蔵尊) リーゼントスタイルの石仏ハマの番長?!(爆)
心が和むユーモラスな千二百羅漢石仏 えぇなぁ〜 (@^▽^@)
表情豊かでユーモラスに喜怒哀楽を表す千二百羅漢石像
一体、一体表情が違う千二百羅漢石仏
えぇなぁ〜 (@^▽^@) 伝教大師像、先代が彫られた釈迦石仏
三面石仏 どもども (^◇^ゞ ふれあい観音さま
平安時代から厄除け観音として信仰される本尊・千手観音を祀る本堂(重要文化財:鎌倉期) 苔むした石仏
こんな石仏も・・・か○た???(爆) 様々な表情の千二百羅漢石仏
清滝トンネル(愛宕鉄道遺構)、試峠 愛宕鉄道架線柱跡 清滝街道(愛宕鉄道跡)
清涼寺

清涼寺は五台山清涼寺と号し嵯峨野でも有数の古刹で源氏物語の光源氏のモデルとされる平安貴族の源融(みなもとのとおる)所縁の寺です。本尊の三国伝来の釈迦仏は有名で嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)として、人々に崇拝されています。左大臣・源融(みなもとのとおる)の別荘(棲霞観:せいかかん)を源融没後、寺に改め棲霞寺(せいかじ)と号し天慶8年(945年)、源融と血縁深い式部卿宮重明親王が亡室の為に新堂を建立し金色等身の釈迦如来一体を安置し42年後の永延元年(987年)、南都東大寺の僧・「念(ちょうねん)は宋より帰朝後、請来した釈迦如来像と摺本一切径を当寺に安置しました。「念は愛宕山を中国の五台山に擬えてその麓に大清涼字寺を建立しようと考えましたが長和5年(1016年)「念没後、弟子の盛算は師の遺志を継ぎ棲霞寺内に一宇を営み釈迦像を安置し五台山清涼寺と号し都下万民の信仰を集め隆盛し軒を貸した棲霞寺は衰徴し今は境内の阿弥陀堂に名を留めるに過ぎません。本尊の釈迦如来立像(国宝:宋)は、体内に五色の絹で作った五臓六腑(ごぞうろっぷ)とお経を持ち、生身(いきみ)のお釈迦様と称されています。近年、大阪城発掘時に見つかった豊臣秀頼の首塚が本堂横に祀られています。

奥嵯峨の風情@愛宕街道(町並み保全地区) 清涼寺(嵯峨釈迦堂)
清涼な境内 弥勒多宝石仏 光源氏のモデル・源融(みなもとのとおる)墓
季節の移ろいは、花の移ろいでもあり桜からツツジへ・・・
花萌ゆる・・・ツツジも、えぇなぁ〜 (@^▽^@) 新緑が清々しい
夕霧の歌碑(吉井 勇) 阿弥陀堂 四面石仏手水石
薬師堂(生の六道:小野篁遺蹟) 大坂の陣戦没者供養碑(左)、豊臣秀頼公首塚 隠元筆「栴壇瑞像」の大額が架かる本堂
多宝塔! 嵯峨豆腐、飛龍頭をゲット お待たせ!キララちゃん!! (^◇^ゞ
JR嵯峨野線(山陰本線) 嵯峨野トロッコ列車・嵯峨駅 蒸気機関車(D51)
車折神社(くるまざきじんじゃ)

平安末期の儒学者・清原頼業(よりなり)を祭神とし同社にある小石を持ち帰って願い事を祈願をし成就したらその小石の2倍の大きさの石を奉納する習慣があります。又、約束を守る事で商売繁盛、売掛金の回収、受験合格にも御利益があるとされます。境内にある芸能神社には、芸能人がよくお参りをします。芸の上達を祈願した芸能人の玉垣が数多く並んでいます。

JR嵯峨嵐山駅 車折神社 芸能人の玉垣が並ぶ境内社・芸能神社
拝殿@芸能神社 拝殿(車折神社) 凄い数が奉納されている祈念神石
あらゆる願い事を叶えると云われる祈念神石 殿(車折神社)へ
車折(くるまざき)神社北参道 嵐電(京福・嵐山線)車折(くるまざき) レトロ車両のモボ27+モボ26の珍しい二両編成
えぇなぁ〜 (@^▽^@) 愛宕山@桂川左岸堤防道 間もなく松尾橋
桂川右岸堤防道 阪急電車通過。。。 久世橋通過・・・
久我橋 桂川の流れと遠くに愛宕山@久我橋 無事、帰還しまつた! (^_^) @酒蔵

Tourist  2007.4.30(M)

 

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